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COVID-19の臨床対応に関するアンケート調査結果(2020年6月1日)

 COVID-19の第1波を何とか乗り越え、5月25日には緊急事態宣言が解除されました。しかし、依然として散発的なクラスターの発生が福岡、東京で報告されています。
 本アンケートは、COVID-19の第1波の収束を迎える直前の5月18日~22日に実施いたしました。
全体で900名を超える先生方から第1波の際の臨床的対応、診断や治療の現状、医療のひっ迫度、院内感染の実情などに関する貴重な情報をご提供いただきました。本感染症は、地域ごとの流行状況が刻々と変化することが特徴であり、また新しい知見が報告されていく中で我々の対応も柔軟に変えていくことが求められます。医療のひっ迫度はどのような状態であったのか、臨床現場はどのような問題を抱えていたのかを振り返ることは、今後経験するであろうクラスター、そして第2波に備える意味においても重要となります。まだ完全には解析が終了しておりませんが、迅速な情報共有を第一に結果をフィードバックさせていただきます。
 大変お忙しいところ本アンケートにご回答くださった先生方にお礼を申し上げるとともに、本情報がCOVID-19診療の一助になることを祈念しております。

ICD制度協議会 議長 舘田 一博

回答者数:939名
アンケート実施期間:2020年5月18日~22日

アンケート結果サマリー(同一施設から複数名の回答がある場合がございます)

  1. 短期間に900名を超える先生方からご回答をいただいた。
  2. 400名以上が受け入れを経験しており、そのうち44名が41症例以上を受け入れていた。
  3. 2,820症例のうち、915例(32%)が酸素投与、322例(11%)が挿管となっていた。
  4. 70症例でECMOが使用されていた。
  5. 人工呼吸器使用可能数は9,885台、ECMOは537台であった。
  6. 201名の連携宿泊施設ではすでに機能していた。
  7. 162名の自施設では遺伝子検査が行われていた。
  8. 357名の地域では医師会との連携によるPCRセンターなどが動き出していた。
  9. 110名(12%)が院内感染を経験されていた。
  10. ガウン、N-95マスク、フェイスガードなどの消耗品の不足を経験されていた。

1.これまでに受け入れた症例数(入院中の診断例を含む)についてご回答ください。

2.COVID-19のための専用病床数をお答えください。

3.アンケート登録時のCOVID-19患者の対応についてご回答ください。

4.ECMO使用症例数についてご回答ください。

5.院内全体での利用可能なECMO数についてご回答ください。

6.COVID-19疑い症例のための専用病床を設けていますか?

7.アンケート登録時のCOVID-19疑い症例の受け入れ数を教えてください。

8.軽症者を受けいれていただく連携宿泊施設についてご回答ください。

9.宿泊施設で受け入れていただいている現在の患者数についてご回答ください。

10.自宅で経過観察していただいている患者数についてご回答ください。

11.自施設での遺伝子検査の方法についてご回答ください。

12.遺伝子検査の外注先についてご回答ください。

13.遺伝子検査の実施はどのように決められますか?

14.医師会と連携したPCRセンター、ドライブスルーなどの仕組みが動き出していますか?

15.治療薬の選択に関して施設内プロトコールはありますか?

16.軽症例に対してまず使用する薬剤についてご回答ください。(複数可)

17.中等症に対して使用する薬剤についてご回答ください。(複数可)

18.重症例に対して使用する薬剤についてご回答ください。(複数可)

19.治療薬の管理はどのようにしていますか。

20.これまでにCOVID-19院内感染と思われる事例を経験したことがありますか?

21.ひっ迫している(いた)消耗品についてご回答ください。

 

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