COVID-19の第1波を何とか乗り越え、5月25日には緊急事態宣言が解除されました。しかし、依然として散発的なクラスターの発生が福岡、東京で報告されています。
本アンケートは、COVID-19の第1波の収束を迎える直前の5月18日~22日に実施いたしました。
全体で900名を超える先生方から第1波の際の臨床的対応、診断や治療の現状、医療のひっ迫度、院内感染の実情などに関する貴重な情報をご提供いただきました。本感染症は、地域ごとの流行状況が刻々と変化することが特徴であり、また新しい知見が報告されていく中で我々の対応も柔軟に変えていくことが求められます。医療のひっ迫度はどのような状態であったのか、臨床現場はどのような問題を抱えていたのかを振り返ることは、今後経験するであろうクラスター、そして第2波に備える意味においても重要となります。まだ完全には解析が終了しておりませんが、迅速な情報共有を第一に結果をフィードバックさせていただきます。
大変お忙しいところ本アンケートにご回答くださった先生方にお礼を申し上げるとともに、本情報がCOVID-19診療の一助になることを祈念しております。
ICD制度協議会 議長 舘田 一博
回答者数:939名
アンケート実施期間:2020年5月18日~22日